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Jリーグ 3年前

J1ポジション別ベストプレーヤー5選(WG編)。日本最強スピードスターに衰え知らずの天才、今季覚醒の男も!

シリーズ:J1ポジション別ベストプレーヤー text by 編集部 photo by Getty Images

圧倒的な走力

前田大然
【写真:Getty Images】



前田大然(横浜F・マリノス)
生年月日:1997年10月20日(24歳)
2021リーグ戦成績:36試合23得点5アシスト

 日本屈指のスピードを持つ前田大然は2020シーズン途中に松本山雅FCから横浜F・マリノスに加入。同シーズンはレギュラーに定着できず、リーグ戦成績は23試合3得点2アシストとなっていた。しかし、完全移籍に移行した今季は大爆発している。

 開幕戦こそ不発だったが、第2節から第5節まで4試合連続でゴールゲット。中盤戦はやや失速したものの、後半戦の勢いは凄まじく、1試合1回ペースでゴールネットを揺らしていた。そして最終的に23得点を奪った前田は、レアンドロ・ダミアンと並んで得点王に輝き、自身初のベストイレブンにも選出。ちなみに日本人選手が得点王に輝くのは、同選手が史上10人目のことだった。

 前田の凄さは得点力だけに留まらない。今季J1リーグのスプリント回数(試合別)ランキング・トップ10のうち8枠を占め、第24節の大分トリニータ戦ではJリーグ最多記録となる64回ものスプリントを記録するなど、とにかく「走力」が別格だった。前田のこうした能力がなければ、マリノスが攻撃的スタイルを貫き、好成績を収めることはなかったはず。まさに文句なしのパフォーマンスだった。

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