低迷するチームで奮闘した元日本代表GK
【写真:Getty Images】
東口順昭(ガンバ大阪)
生年月日:1986年5月12日(35歳)
2021リーグ戦成績:38試合49失点
昨季2位でシーズンを終えたガンバ大阪だが、今季は開幕から10試合消化した時点でわずか1勝と失速。18位に順位を落とすなど、苦戦を強いられた。だが、その中でも奮闘し、チームのJ1残留に大きく貢献したのが守護神の東口順昭だ。
鋭い反射神経で多方面からのシュートに対応できるだけなく、完璧なタイミングと間合いで1対1を制する東口のセービング能力はJリーグ屈指だ。35歳となった現在もその能力は衰えを見せず、キック精度は向上するなど、ベテランと呼ばれる年齢になってなお成長を見せている。
今季リーグ戦全試合に出場した東口は、チーム状況が厳しい中でスーパーセーブを連発。失点は49点と少なくないが、14度のクリーンシートを記録し、低迷するチームを最後方から支えた。来季ガンバ大阪が復活を果たすためには、その男の活躍が必要不可欠だろう。