100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高い Jリーガーは誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※市場価値は11月30日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
30位: Jリーグで躍動するブラジル人アタッカー
【写真:Getty Images】
FW:マテウス(ブラジル/名古屋グランパス)
生年月日:1994年9月11日(27歳)
市場価値:140万ユーロ(約1.7億円)
2021リーグ戦成績:37試合7得点
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母国のクルゼイロユースで所属していたマテウスは、ECバイアを経て2014年に期限付き移籍で大宮アルディージャに加入。同シーズンでの公式戦出場は天皇杯の1試合に終わり、2015年1月に契約が満了となったが、同年の7月に再び期限付きで加入している。2度目の加入で迎えた2016シーズンでは、2ndステージからスタメンに定着。クラブ最高成績の5位フィニッシュに貢献した。
その活躍により、翌年2月に完全移籍を果たしたが、同シーズンにチームは降格。2018シーズンはプレーオフに進出するもJ1復帰は叶わず、シーズン終了後に名古屋グランパスへ移籍している。しかし、ここでは外国人枠の問題によりメンバー外となる試合が続いたため、8月に横浜F・マリノスに期限付きで加入。優勝争いを繰り広げるクラブですぐに定位置を確保すると、15年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
Jリーグ優勝を経験し、翌年名古屋グランパスに復帰したマテウスは、マッシモ・フィッカデンティ監督の下で躍動。チームトップとなる9得点11アシストを記録し、同クラブを9年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に導いた。先述した2020シーズンの活躍により、このFWの市場価値は急上昇。約1年で市場価値は倍額となり、現在は140万ユーロ(約1.7億円)となっている。今季も好調を維持し、チームを牽引する活躍を見せたこの男は、さらにその価値を高めているだろう。