【写真:Getty Images】
日本サッカー協会は7日、来月21日に行われるキリンチャレンジカップ2022のウズベキスタン代表戦に向けた日本代表メンバーを発表した。
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今回の試合は国際Aマッチウィーク期間外の開催となるため海外組は参加できず、国内組のみ22選手が招集されている。
森保一監督は7日に行われたオンライン会見の中で「国内組で構成される日本代表は、私にとってもすごく楽しみです。海外でも多くの選手たちが活躍してくれていますが、Jリーグで活躍する国内組にも『まだまだこんなにいい選手たちがいるんだぞ』というのを、この試合の中で見せてほしいなと思います」と期待を語った。
そして「結果と内容をもって、ウズベキスタン戦を見てくださる方々に、『日本の選手層は厚いな、強くなったな』と思ってもらえるように戦っていきたいなと思います」と意気込みを述べた。
では、国内組の選手たちを選考するうえでの基準はどんなものだったのだろうか。最近の日本代表は海外組がチームの大半を占め、国内組で主力に定着できているのは欧州からJリーグに復帰したFW大迫勇也やDF長友佑都、DF酒井宏樹くらい。Jリーグで大活躍しても、出番を得るのは極めて難しくなっている。
カタールワールドカップのアジア最終予選という絶対に負けられない戦いが続く中、森保監督は「これまでの継続路線は、間違いなくベースとしてある」という前提のもと、国内組から日本代表を選考するうえでの方針を明かした。
「新しく加わってくれている選手たち、(前回から)間が空いて招集させてもらう選手たちは、我々が日頃の活躍を見て、『今後(日本代表に)入ってくるだろう』『将来もっともっと活躍してくれるだろう』と思って招集しています」
指揮官には「我々がこうやって親善試合をさせてもらうのも、ここ(ウズベキスタン戦)が(カタールワールドカップ前)最後かもしれない」という認識がある。だからこそ、ワールドカップ予選を勝ち抜きながら、本大会に向けて戦力を拡充するために国内組の真価を試すことのできる貴重な機会を逃さない手はない。同時に普段はJリーグしかアピールの場がない選手たちにとっては、日本代表定着に向けた大きなチャンスになる。
「まだまだ(主力と)同等の力を持っている選手たち、将来を期待できる選手たちがいますので、機会がある限り、チーム作りとともに(新戦力を)発見・発掘し、力のある選手たちをチームに組み込んでいくことにトライしていきたいと思います。
まずは一戦一戦、目の前の試合を、ワールドカップ予選をトーナメントの気持ちで勝ち抜いていって、ワールドカップに向かっていく。そして、チーム作りとともに新戦力にいつでも融合してもらえるように、幅広く見ていきたいと思います」
A代表初招集の4選手も含めた国内組の日本代表から、アジア最終予選を戦うチームの競争に食い込んでいける選手たちは新たに出てくるだろうか。シーズン開幕前にはなるが、貴重なアピールのチャンスを得た22人は燃えているに違いない。
(取材・文:舩木渉)
【了】