【写真:Getty Images】
日本サッカー協会は7日、来月21日に行われるキリンチャレンジカップ2022のウズベキスタン代表戦に向けた日本代表メンバーを発表した。
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国際Aマッチウィークから外れた期間での試合開催になるため、今回のメンバーは22人全員が国内組になっている。ウズベキスタン戦を終えた翌週にはカタールワールドカップのアジア最終予選も控えており、国内組にとってはコンディションを上げつつ“本番”に向けた選考の場にもなる大事な活動だ。
ただ、中にはJリーグのシーズンオフ期間に海外移籍が噂になっている選手たちもいる。スコットランドの名門セルティックが獲得に関心を示しているとされる川崎フロンターレのMF旗手怜央や、横浜F・マリノスのFW前田大然は、1月に入ったら“国内組”ではなくなっているかもしれない。
こうした動きを受けて、反町康治技術委員長は「海外に移籍する噂のある選手が正直、いると思います」と認めたうえで、移籍が実現した場合には「オフィシャルにしっかりと発表された後に追加で呼ぶ可能性もあります」と明かした。
もちろん追加招集の対象となるのは「当然、他の国内組になると思います」と反町技術委員長は語る。
来月中旬の日本代表合宿に向けて、1ヶ月も早く招集メンバーを発表した理由の1つは、多くのJリーグクラブがシーズンを終えており、オフ期間に入っている選手たちがほとんどであるということ。さらに天皇杯の準決勝や決勝でアクシデントが起こる可能性も否定できない。
移籍や負傷などで日本代表招集を辞退しなければならない選手が出ても「臨機応変に対応」できるように。そして、招集された選手たちが早めから代表合宿に向けて準備を進められるようにという配慮がある。
森保一監督も「この発表の後に選手の所属クラブと確認を取りながら、選手にやってほしいことであったりはコミュニケーションをとれるようにしていきたいなと思っています」と述べた。
所属クラブでのシーズン始動前にも選手たちがコンディション調整のために体を動かせるよう、施設やコーチングスタッフを供出する準備も進めているという。7日に発表されたのはA代表初招集の4人も含めた22人だが、今後も選手の入れ替わりや追加招集の可能性は十分にありあそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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