急成長したマルチロール
【写真:Getty Images】
MF:明本考浩(あきもと・たかひろ)
生年月日:1998年1月31日(23歳)
所属クラブ:浦和レッズ
2021リーグ戦成績:33試合4得点1アシスト
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2021シーズンのJ1リーグで急成長を遂げた選手の一人と言っていいだろう。昨年冬、栃木SCから浦和レッズへ加入すると、開幕戦からコンスタントに出場機会を確保。J1初得点を叩き出した第7節の鹿島アントラーズ戦以降はフル出場が続いた。終盤は怪我に泣いたものの、最終的には33試合に出場し4得点1アシストを記録。J1初挑戦を感じさせないほどの活躍だった。
身長170cmとJリーグ内でも小柄な部類に入る明本考浩だが、それを感じさせないほど高いフィジカル能力を持っているため、対人戦にめっぽう強い。また、左足のキック精度も水準以上だ。ただ、明本最大の特徴は抜群すぎるスタミナとそれを活かした献身性。90分間、どんな展開や状況でも足を止めることはなく、常に汗をかくことができる。指揮官からすると長時間使いたくなるような、そんな選手と言っていいだろう。
また、明本を語る上で欠かせないのはそのユーティリティー性。今季の浦和では左右のサイドハーフ、トップ下、センターフォワード、左サイドバックを務めてきたなど、とにかく柔軟にプレーすることを可能としている。90分間常にハードワークできるだけでなく、あらゆるポジションもカバーする。このような存在は、日本代表からしても非常に貴重なものとなるのではないだろうか。
【了】