【写真:Getty Images】
リバプールのレジェンドであるマーク・ローレンソン氏は、現在同クラブに所属する日本代表MF南野拓実を高く評価しながらも、最終的にリバプールの主力としては活躍できない可能性もあると予想している。クラブ公式『LFC TV』でのコメントを現地紙『リバプール・エコー』が伝えた。
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層の厚いチームで出場機会獲得に苦戦が続く南野だが、貴重なバックアップとしては一定の評価を得ていると言える。チーム内でさらに重要度を高めていくという期待も失われたわけではない。
1980年代にリバプールで活躍し、5度のリーグ優勝などに貢献した元アイルランド代表DFのローレンソン氏も南野を高評価。「あれほど走る選手は見たことがない。どこにでも走っていく」と語り、運動量を特に称賛している。
しかし、控えとしての立場が2年前の加入時からさほど変わっていないことも確か。ローレンソン氏は「彼にはトッププレーヤーになれる素質がある」としながらも、「ここ(リバプール)でそうなるかどうかは分からない」と続けている。
最終的にリバプールを離れる時が来たとしても、南野は十分な移籍金を残していくと同氏は予想。「最悪、彼がここではやっていけないという決断が下されるとしても、大きな金額が得られることになるだろう」と見通しを示した。
リバプールはレッドブル・ザルツブルクから南野を獲得するにあたって契約解除金725万ポンド(約10億8000万円)を支払ったが、ビッグクラブが選手を獲得する際の金額としては格安だった。加入時を上回る金額で売却できるのであれば、リバプールにとって南野の獲得は悪い取引ではなかったという結果になるかもしれない。
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