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なぜ最低評価? 狙われた冨安健洋の右サイド、マンUに狙われたアーセナルの穴とは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

狙われたアーセナルの穴



 それが冨安健洋とベン・ホワイトの間に生まれるハーフスペースだ。

 1失点目の場面。ペナルティーエリア右でボールを持つジェイドン・サンチョに冨安が釣りだされると、ベン・ホワイトとの間に生まれるハーフスペースにフレッジが飛び出し、フリーのブルーノ・フェルナンデスにパスを繋がれて失点。

 PKを献上した場面でも、右サイドに流れたボールを冨安が追いかけたが、ベン・ホワイトはペナルティーエリア中央に位置。カバーに行けずスペースが生まれると、そこに走り込んだフレッジをウーデゴールがファールしてしまい、逆転を許している。

 では、なぜこの状況が起こってしまったのか。 

 この日のアーセナルはクリスティアーノ・ロナウドに対し、CB2枚で対応。右サイドを冨安1人に任せる形となっていた。しかし、CBのカバーがないため、冨安はドリブルを警戒して強くプレスに出ることが出来ず、相手に余裕とスペースを与えてしまっていた。

 トーマス・パーテイがハーフスペースに入る場面も見られたが、ボールばかりに視線がいき、マークするはずの選手をフリーにするなど、守備面で役割を果たせていなかったことも大きな原因だろう。

 なんにせよ、今季トップ4フィニッシュを目指すのであれば、この欠点は早期解決が必要。この問題が解決しなければ、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は難しいだろう。

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