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リバプールが強すぎる! “またも”4得点大勝の理由。エバートンの弱点、人間離れしていたのは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

もはや人間離れしているサラー

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【写真:Getty Images】



 4得点大勝の理由としてもう一つ取り上げておきたいのが、やはりサラーのクオリティーである。

 今季何度も理不尽なゴールを決めてきたエジプトの快速王は、この日も圧巻のパフォーマンスを披露。19分にはカウンターから見事な一撃を沈め、64分にはコールマンのミスを見逃さず、ハーフウェイラインでボールを奪ってそのまま持ち運びゴールネットを揺らしている。

 64分のゴールシーンが証明する通り、トップスピードでもボールコントロールやボディバランスが大きく乱れないのが凄いところだ。だからこそ、ドリブルからシュートに至るまでが常にスムーズで、相手からすると止めることが難しい。そのストロングポイントはもちろん以前からあったが、今季はよりレベルアップしている印象を受ける。とにかく今のサラーは化け物だ。

 エバートン戦後、クロップ監督は「試合の後、彼は怒っていたんだ。3点目を欲しがっていた」と話している。敵地、それもダービーで2ゴールは十分過ぎる結果のように思えるが、サラーにとっては物足りなかったよう。こうしたいつまでも貪欲な姿勢が、ゴール量産の秘訣になっていると言えるだろう。

 エバートン戦の結果により、今季19試合で19得点となったサラー。年明けのアフリカネーションズカップでチームを離れることが濃厚なため、それまでは全力でゴールに絡み続けてくれるだろう。

(文:小澤祐作)

【了】

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