【写真:Getty Images】
23年前の今日、レアル・マドリードが東京・(旧)国立競技場でブラジルのヴァスコ・ダ・ガマを下してクラブ世界一に輝いた。勝負を決めたのは若きエース、ラウル・ゴンサレスの驚異的テクニックから生まれたスーパーゴールだった。
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FIFAクラブ・ワールドカップが創設される以前には、事実上のクラブ世界一決定戦として日本で開催されていたトヨタカップ。欧州王者と南米王者が一発勝負で激突し、世界トップレベルのサッカーを年に1度生観戦できる機会としてこの季節の風物詩となっていた。
1998年12月1日に行われた試合では、チャンピオンズリーグ決勝でユベントスを下して欧州王者となったマドリーが出場。前半25分にはロベルト・カルロスの強烈なキックが誘ったオウンゴールで先制して折り返したが、56分には後にリヨンでFKの名手として名を馳せるジュニーニョ・ペルナンブカーノがヴァスコに同点ゴールをもたらす。
そして1-1で迎えた83分、勝負を決定づけたのはラウルの決勝ゴール。自陣からのロングボールを受けて一気にエリア左へ侵入すると、鋭いフェイントで2人のDFを手玉に取りつつ中央へ持ち込み、同時にバランスを崩されたGKを難なく破ってシュートを流し込んだ。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出されたラウルはこの時21歳。生え抜きスター選手としてチームの絶対的存在となり、この後も長く活躍を続けてレジェンドとしての名を残すことになった。