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なぜか…ユーロ2008で輝けなかった5人の名手。幻のゴールに終わった遅咲きストライカー、期待を裏切ったバロンドーラーとは…

シリーズ:ユーロで輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

非難の的となった元新星

1129-マリオ・ゴメス
【写真:Getty Images】

FW:マリオ・ゴメス(元ドイツ代表)
生年月日:1985年7月10日
ユーロ2008成績:4試合0得点0アシスト

 06/07シーズン、マリオ・ゴメスは2007年3月に左膝靭帯断裂により戦線離脱を余儀なくされながらもリーグ戦14得点を記録。エースとしてチームを牽引し、シュトゥットガルトを15年ぶりのリーグ優勝に導いた。さらに、DFBポカールでは決勝に導くなど、目覚ましい活躍を見せたこのFWは、その年のドイツ年間最優秀選手に選出されている。

 その活躍から、2007年2月に行われたスイス代表との親善試合でドイツ代表デビューを果たすと、6月に行われたサンマリノ代表とのユーロ(欧州選手権)2008予選では、後半から途中出場すると、わずか6分間で2得点。ドイツ代表に突如現れた新生は、ミロスラフ・クローゼと2トップを組み、本大会での活躍が期待されていた。

 だが、本大会ではグループリーグ全試合にスタメン出場するも、無得点。第3節のオーストリア戦では再三決定機を外し、ドイツ中のファンから非難された。その低調なパフォーマンスにより、グループリーグ以降はスタメン降格。スペイン代表との決勝戦には、試合終盤に途中出場したが同点弾は決められず、何もできぬまま敗戦。ドイツ代表は決勝で涙を飲む結果となった。

【了】

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