【写真:舩木渉】
サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)は現地29日に、国際親善試合でオランダ女子代表と対戦する。
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足首の負傷の影響で25日のアイスランド女子代表戦を欠場していたFW岩渕真奈は、26日の練習からチームに合流。「90分間出る意識というか準備はしているので。特に問題ない」とオランダ戦出場へ意欲を示した。
ただ、岩渕がチーム全員での練習に参加できたのは2回だけで「チームも始まって自分もやっと練習に合流して、まだまだ学んでいる段階」だという。池田太監督就任後は初めてのなでしこジャパン招集で、チームコンセプトの理解は他の選手に比べて遅れている。
それでも岩渕にかかる期待は大きい。今夏の東京五輪後にアーセナルへと移籍し、UEFA女子チャンピオンズリーグなど欧州最高峰の大会でプレーしている。数少ない海外組の中でも、DF熊谷紗希と並んで世界的にも名を知られたスター選手だ。
「今、アーセナルで世界のトップの選手たちとやれていることで、改めてこの歳になって『サッカーって楽しいな』と感じますし、出場時間はINAC神戸にいる時の方が長かったですが、(アーセナルでは)本当に充実していて、毎日学べる環境に身を置けているのが幸せだなとは感じています」
岩渕は現在28歳。INAC神戸レオネッサから半年間のアストン・ヴィラでのプレーを経て、アーセナルへたどり着いた今、プレーすることへの喜びに満ちているようだ。「今までの経験をしっかりこのチームに還元できるように」となでしこジャパンへのモチベーションも非常に高い。
「久しぶりに日本人と(一緒に)海外の選手相手にやった時に、いかに自分がやってきたことをピッチの上で出せるかだと思うので。そこは意識しつつ、楽しみな部分ではあります」
アーセナルでの成長を池田監督の作るチームにどんな形で還元するだろうか。オランダ戦で東京五輪以来の代表戦出場を目指す岩渕のパフォーマンスに注目だ。試合は日本時間30日3時40分開始で、BSフジにて生中継が予定されている。
(取材・文:舩木渉)
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