【写真:Getty Images】
サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)は現地29日に、国際親善試合でオランダ女子代表と対戦する。
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もともとオランダは26日にアウェイで女子ワールドカップ予選のチェコ女子代表戦に臨む予定だったが、大雪により27日へ延期になった。そして、日本戦に向けてはチェコからの移動も含めて中1日という強行日程になってしまった。
間違いなく多くの選手にコンディション面の懸念がある中で、オランダサッカー連盟(KNVB)は28日、6選手の追加招集を発表している。
もともとU-23オランダ女子代表の活動に参加していたMFエヴァ・ファン・ドゥルセン(アリゾナ州立大学)、DFサマンサ・ファン・ディーメン(フェイエノールト)、FWフェナ・カルマ(トゥエンテ)、FWロミー・ロイヒター、DFリサ・ドールン(ともにアヤックス)が日本戦に向けたオランダ女子代表に加わった。
また、予備招集リストに入っていたMFナディーン・ノールダム(アヤックス)も代表チームに合流しているという。
一方、27日のチェコ戦に先発出場していたメンバーのうち3選手が日本戦を欠場することも併せて発表されている。FWフィフィアネ・ミーデマ(アーセナル)、DFドミニーク・ヤンセン、MFジル・ルート(ともにヴォルフスブルク)の3人は日本戦で起用の選択肢に入らないこととなった。
アーセナルではFW岩渕真奈とチームメイトととして戦い、ゴールを量産している絶対的エースストライカーのミーデマ欠場は両チームにとって残念な知らせだろう。
なでしこジャパンのMF成宮唯も「ミーデマ選手は、今までなでしこが戦ってきた試合でも見ていますし、世界でもトップクラスの選手。直で見られたらいいなというか。そのスピード感とか、ボールタッチとか、ゴール前でのアイデアは見ていても勉強になるものがたくさんあると思いますし、すごく楽しみではあります」と対戦を心待ちにしていた。
移動もあってほとんどトレーニングやリカバリーもできずに日本戦を迎えるオランダ女子代表選手たちのコンディションやモチベーションは気になるところ。想定外の事態だが、その中でも勝利とともにポジティブな収穫を持ち帰りたい。
なでしこジャパンのオランダ戦は現地29日19時40分(日本時間30日3時40分)にキックオフで、BSフジにて生中継も予定されている。
(取材・文:舩木渉)
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