73位:新潟から海外クラブへ初めて移籍した選手
【写真:Getty Images】
DF:酒井高徳(元日本代表/ヴィッセル神戸)
生年月日:1991年3月14日(30歳)
クラブ:アルビレックス新潟→シュツットガルト
移籍日:2013年1月10日(当時21歳)
移籍金:120万ユーロ(約1.4億円)
ドイツ人の母親を持つ酒井高徳は、アルビレックス新潟でプロキャリアをスタートさせた。利き足は右だが、左足も利き足のように使えることもあり、2010年シーズンに左サイドバックのレギュラーに定着。J1で結果を残し、11年12月には、母親の故郷であるドイツ、シュツットガルトへ1年半のレンタル移籍することとなった。新潟の生え抜き選手が海外クラブへと移籍した初のケースである。
2011/12シーズン後半よりチームに加わったが、両サイドバックでプレー可能なこともあり、ブルーノ・ラッバディア監督から重宝されてレギュラーに定着。岡崎慎司と同僚になり、5月にはクロスから岡崎のオーバーヘッドゴールを演出した。1年目、2年目と結果を残したことで、新潟に120万ユーロ(約1.4億円)の移籍金が支払われて、13年1月にシュツットガルトへの完全移籍が成立した。
完全移籍後も主力選手としてプレーしていたが、2014/15シーズン後半になるとレギュラーポジションを失った。これを機に移籍を模索。15年7月に恩師ラッバディア監督率いるハンブルガーSVへと完全移籍を果たし、シュツットガルトを退団した。