プレミアリーグ第13節、リバプール対サウサンプトンが現地時間27日に行われ、4-0でリバプールが勝利した。52分までに4点を奪って試合の大勢を決めたが、リバプールは手綱を緩めなかった。4-0となってからの戦いぶりが、今季のリバプールが目指す形を示しているのだろうか。(文:本田千尋)
電光石火の先制点
大勝の後で、ユルゲン・クロップ監督は次のようなコメントを残した。
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「誰もがやらなくてはならないことを分かっている」
現地時間11月27日に行われたプレミアリーグ第13節。ホームのアンフィールドで、リバプールはサウサンプトンを4-0で粉砕した。
CB陣に怪我人が相次ぎ、地獄を見た昨季が夢の中の出来事だったかのように、リバプールはハイテンポで強度の高いサッカーを展開した。試合が始まって間もない2分、強烈なカウンターでモハメド・サラー、サディオ・マネ、ディオゴ・ジョタの3トップが猛然と敵のゴール前に迫ったかと思うと、左サイドからマネ→アンドリュー・ロバートソンと鋭いパスを通してジョタがフィニッシュ。様子見という概念のカケラもない、まさに電光石火のゴールだった。
ポルトガル代表FWのゴールで先制した後、サウサンプトンのハイプレスに引っ掛かかる場面は散見された。それでも、敵のボール奪取後のクオリティの低さも相まって、リバプールの勢いは止まらず。32分にトレント・アレクサンダー=アーノルドが右サイドを崩してジョタが2点目を決めると、その5分後にチアゴが高い位置でボールを奪ってミドルを叩き込む。
そして52分にはCKからフィルジル・ファン・ダイクが右足でダイレクトに蹴り込んで4点目――。残りの時間はまだ40分近くあったが、このオランダ代表CBが古巣に見舞った一撃で、リバプールが勝利を手にした。