高評価も、新たに指摘された課題とは…
ニューカッスルの攻撃のキーマンであるサン=マクシマンを完封した上に1アシストを記録した冨安健洋。前述した通り、シュート3本、キーパス3本、クロス5本と課題とされていた攻撃面で今季最高のパフォーマンスを披露した。
これらの活躍から、地元紙『London Evening Standard』では、「アーセナル加入以降、冨安は最高のパフォーマンスだった」と、チーム最高点タイの8点の評価となっている。
アーセナルのミケル・アルテタ監督も、「マルティネッリの動き出しと冨安のパスは見事だった」とアシストを記録したシーンについて高い評価を与えている。
だが、冨安には”ある課題”があると、10点満点の採点で6点と及第点に留まった地元紙『Football.London』では評されている。
それはクロスの精度だ。今節、チーム最多の5本のクロスを上げた冨安だが、成功したのは前半終了間際の1本のみ。シーズンを通じて見ても、10試合でわずか5本のクロス成功に留まっている。アシストという形で結果を残した冨安だが、攻撃面ではまだ改善の余地がありそうだ。
(文:安洋一郎)
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