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徳島ヴォルティスが直接対決制し残留争いは最終節へ。清水は劇的勝利で優位【J1第37節結果】

text by 編集部

徳島ヴォルティス
徳島ヴォルティス



 明治安田生命J1リーグ第37節の試合が27日に各地で開催された。下位では徳島ヴォルティスが湘南ベルマーレとの直接対決を制し、残留争いは最終節までもつれ込んだ。

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 4チームがJ2降格となる今季のJ1下位争いは大混戦となっていたが、前節を終えた時点で一気に3チームの降格が決定。18位大分トリニータ、19位ベガルタ仙台、20位横浜FCの3チームが来季をJ2で戦うことになった。

 残る1つの降格枠を回避することを目指すのは15位湘南、16位清水エスパルス、17位徳島の3チーム。その湘南と徳島の2チームが今節直接対決で激突した。

 緊迫した一戦は両チームともに譲らず、無得点のまま前半を折り返す。だが前半から支配率で上回っていた徳島は、66分についに均衡を破ることに成功した。

 左CKからサインプレーを用いた徳島は、大きくファーサイドへ送ったクロスに後方から宮代大聖が走り込んでボレーシュート。GK谷晃生にストップされたボールを岸本武流が執念で押し込んで先制点を奪う。この1点が決勝点となり、徳島が大一番を制して最終節まで残留への望みを繋いだ。

 アウェイで浦和レッズと対戦した清水はスコアレスドローに終わるかと思われたが、終了間際の一撃で劇的勝利。後半アディショナルタイムの94分に中村慶太がエリア手前からの鮮やかなミドルを突き刺し、1-0の勝利で勝ち点3を加えた。

 この結果、勝ち点を39に伸ばした清水が15位に浮上して残留へ大きく前進。16位の湘南と17位の徳島が勝ち点36で並んで最終節を迎えるが、得失点差では湘南が徳島を大きくリードしている。

【了】

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