【写真提供:JFA】
【日本 0-2 アイスランド 国際親善試合】
サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)は現地25日、アイスランド女子代表と対戦して0-2で敗れた。
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池田太監督にとってなでしこジャパンの指揮を執る初めての試合。システムは4-4-2で、GKに池田咲紀子、ディフェンスラインに右から清水梨紗、三宅史織、南萌華、宝田沙織、ダブルボランチに猶本光と長野風花、右サイドMFに成宮唯、左サイドMFに長谷川唯、そして2トップに小林里歌子と植木理子が先発起用された。
対するアイスランドは中盤にアンカーを置く4-3-3を基本システムとし、サイド主体で攻撃を組み立ててくる。右ウィングのFWスベインディス・ジェーン・ヨンスドッティルはロングスローでも日本の脅威となった。
試合が動いたのは14分、アイスランドが速攻から先制ゴールを奪った。ボールを持って一気に右サイドを突破したスベンディス・ヨンスドッティルがペナルティエリア右からシュートを放つ。力のこもった一撃はGK池田も防ぎきれず、ゴールネットに吸い込まれた。
反撃したい日本は22分、相手のビルドアップに植木がプレッシャーをかけて高い位置でボールを奪うと、こぼれ球を拾った小林が遠めからシュートを放つ。低くコントロールされたミドルシュートはわずかにゴール左へと外れてしまった。
30分には日本が再びピンチを迎えた。アイスランドのロングスローの流れからゴール前で混戦が発生すると、FWアグラ・マリア・アベルツドッティルがシュートを放つ。しかし、これはクロスバーに当たり、2失点目は免れた。
続く32分には日本がチャンスメイク。中盤の猶本が右に展開し、右サイドを駆け上がった清水のクロスはペナルティエリア手前の小林に渡る。そして、小林は落ち着いたコントロールからフリーでシュートに持ち込むも、ゴールの枠を捉えられない。前半はアイスランドが序盤に奪った1点のリードを維持して終了となった。
後半に入って57分、日本は2枚替えを敢行する。猶本と成宮に代えてMF隅田凜とMF宮澤ひなたが投入された。その直後の58分、日本は再びロングスローからピンチを迎える。アイスランドの選手がロングスローを頭で逸らし、アルベルツドッティルがヘディングシュートを放つも、決定的なフィニッシュはゴールのわずか左へ。
日本の前線からの積極的なプレッシングは効いていたが、ボールを奪ってもなかなか決定機には結びつけられない。時間帯によっては押し込まれて守勢に回ることも多く、苦しい展開が続いた。
すると70分に日本は再び失点を喫してしまった。ディフェンスラインからのロングパスに抜け出したスベンディス・ヨンスドッティルが右サイドで長谷川を置き去りにすると、ペナルティエリア右に持ち込んでグラウンダーのクロスを送る。最後は途中出場のFWベルグリンド・ビョルグ・ソルバルズドッティルが押し込んでゴールネットを揺らした。
76分に日本は小林と長谷川を下げてFW田中美南とMF林穂之香を投入する。だが、攻撃的な交代も実らず、大きなゴールチャンスは生まれなかった。池田体制は黒星スタート。現地29日にはオランダ女子代表と対戦し、新生なでしこジャパンの初勝利を目指す。
【得点者】
14分 0-1 スベンディス・ヨンスドッティル(アイスランド)
70分 0-2 ベルグリンド・ソルバルズドッティル(アイスランド)
【了】