68位:日本人で初めてCL準決勝に出場した男
【写真:Getty Images】
DF:内田篤人(元日本代表)
生年月日:1988年3月27日(33歳)
クラブ:鹿島アントラーズ→シャルケ
移籍日:2010年7月1日(当時22歳)
移籍金:130万ユーロ(約1.6億円)
06年に鹿島アントラーズに入団した内田篤人は、クラブ史上初めて高卒ルーキーながら開幕戦のスタメンに抜擢された。翌07年にはクラブのレジェンド、名良橋晃が着用していた背番号2を引き継ぎ、07年、08年、09年と史上初のJリーグ3連覇に大きく貢献。内田自身も08年、09年と2年連続でJリーグベストイレブンに選出された。
Jリーグで圧倒的な強さを誇った鹿島で評価を高めた内田は、08年1月に19歳の若さで日本代表デビューを飾った。すぐにレギュラーへと定着し、南アフリカワールドカップ予選でも主力として多くの出場機会を得た。しかし、ワールドカップ開幕直前に岡田武史監督は内田をスタメンから外し、駒野友一をレギュラーに抜擢した。
ワールドカップで1試合も試合に出場することができなかった内田だが、大会終了後にシャルケへ130万ユーロ(約1.6億円)の移籍金で完全移籍。ジェノアへと移籍したラフィーニャの後釜としてレギュラーに定着すると、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では日本人史上初となるベスト4に進出。その後は長くケガに悩まされるも、「ウッシー」の愛称でサポーターから親しまれ、ドイツを代表する名門で通算153試合に出場した。