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今季最高のレアル・マドリード。その中心にいたのは? チャンスに絡み続けた背番号11の献身性【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

ラ・リーガ第14節、グラナダ対レアル・マドリードが現地時間21日に行われ、アウェイチームが1-4で圧勝。終始試合を支配したレアル・マドリードは、今季最高の試合を披露。その要因はどこにあったのか。(文:阿部勝教)

終始相手を圧倒

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【写真:Getty Images】

 現地時間21に行われたラ・リーガ第14節、レアル・マドリードはグラナダと対戦。敵地に乗り込んだレアル・マドリードは、今季絶好調のヴィニシウス・ジュニオールとカリム・ベンゼマを中心に再三チャンスを演出。終始相手を圧倒し、今季最高の内容で勝利を掴んだ。

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 グラナダは、基本フォーメーションを4-4-2としつつも、守備時には柔軟にポジションを変更。ボール際の局面に対して数的有利を作り、ボールホルダーを複数人で囲い込んでボールを奪いに来た。 だが、その反面ボール際に人を寄せるため、その周辺にスペースが出来る。この日のレアル・マドリードはそのスペースを見逃さなかった。

 19分、トニ・クロースが相手陣内でボールを奪取するとグラナダは3人でプレス。クロースを囲い込みに行ったが、空いたスペースにマルコ・アセンシオが走り込むと、クロースが見事なスルーパス。完璧なファーストタッチでDFラインを抜けると、冷静に1対1を決めきり、先制点を決めた。

 この失点でグラナダが引き気味になると、レアル・マドリードは簡単にパスを繋いで左サイドからチャンスメイク。25分にコーナーキックを獲得すると、キッカーのクロースからモドリッチ→クロースと繋ぎ、最後はナチョ・フェルナンデスが追加点。先制点からわずか6分で2点目を決めた。

 さらに31分、相手のコーナーキックを弾くとそのまま高速カウンター。これは決めることが出来なかったが、わずか3本のパスで相手ゴールに迫った。

 その後、グラナダに1点を返されたが、レアル・マドリードは完全に試合の主導権を握り、前半が終了した。

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