【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は19日、池田太監督のもとで初陣に臨むなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のメンバーを発表した。
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10月に新体制が発足して初となる国際試合はオランダで行われる。今回の欧州遠征では現地25日にアイスランド女子代表と、同29日にオランダ女子代表と対戦する予定だ。
オンラインでの記者会見に出席した池田監督は「我々のなでしこジャパンのアグレッシブさ、ゴールへ向かう、ボールを奪いにいくという、縦への推進力みたいなものにトライしていきたいと思っています」と初陣に向けた意気込みを語った。
国内組のみで行った10月の候補合宿では、前線から激しくプレスをかけ、コンパクトな陣形を保ちながら、ボールを奪ってからできるだけ早くゴールに向かうチームコンセプトを選手たちに伝えてきた。
それを踏まえた上で池田監督は「アグレッシブにボールを奪いにいったり、ゴールを奪いにいったり、強調してきた部分がヨーロッパの2チームに対して、どれだけできるか。それによってメリット・デメリットがあると思いますので、ピッチ上でどういうことが起こるのかを全員で共有できれば」と、欧州遠征のテーマにも言及していた。
海外組も合流し、来年1月の女子アジアカップに向けた新生なでしこジャパンのチーム作りが本格的にスタートする。今回の遠征は女子FIFAランキングで16位のアイスランド、同4位のオランダと、いずれも上位につける欧州の強豪と刃を交えながら、日本女子サッカーの現在地を知るための試金石になりそうだ。
アイスランド戦までは2日間しか練習ができず、準備時間も限られてはいるが「アグレッシブな戦いがどれだけできるかにトライしていきたい」という池田監督の方針が短期間でどれほどチームに浸透するか、そして実際のピッチ上でどんなサッカーが展開されるか注目して見ていきたい。
現地25日のアイスランド女子代表戦、同29日のオランダ女子代表戦は、いずれも無観客試合で日本時間深夜27時40分(翌日3時40分)キックオフ予定。両試合ともBSフジにて生中継される。
(取材・文:舩木渉)
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