契約満了が近い選手の去就は毎年注目ポイントになる。最も動きが活発になるのは“フリー”となる来夏だろうが、契約期間が残り半年となったタイミングで所属クラブの承諾なしに他クラブと自由に交渉することが可能となるため、今冬の動きも見逃せない。
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　現在最も注目を集めているのはキリアン・エムバペだろう。フランス代表とパリ・サンジェルマン（PSG）でエースとして活躍する快速自慢は、所属クラブとの契約延長交渉を拒否し続けており、来夏にフリーとなることが濃厚だ。

　そのエムバペを狙っているのはレアル・マドリードで、本人も移籍には前向きと報道されている。なおマドリーはエムバペと事前交渉を行い、来夏に移籍金なしで同選手を迎えるというプランを立てているようだ。

　マンチェスター・ユナイテッド所属のポール・ポグバも去就が注目される一人。現時点でユナイテッドは同選手との契約延長を考えていないようで、来夏にフリーとなることが濃厚だ。そのポグバを狙っているのもマドリー。来年の夏、エムバペとポグバというフランス人選手ダブル獲りが実現するかもしれない。

　今年夏にハカン・チャルハノール、ジャンルイジ・ドンナルンマという主力選手二人がフリーで出ていったミランは、またも重要な選手を二人失うかもしれない。フランク・ケシエとアレッシオ・ロマニョーリだ。前者との契約延長交渉は現在難航しており、フリー放出の可能性が高い。後者に関しては年棒面でクラブとの隔たりがあると報じられている。ただ、ロマニョーリの場合は契約延長に前向きとも言われており、ケシエよりは残留の可能性が高そうだ。

　その他にもパウロ・ディバラやウスマンヌ・デンベレ、ロレンツォ・インシーニェ、アンヘル・ディ・マリアなど、契約満了が近づいている選手は大物ばかり。果たして彼らの未来は、どうなるのだろうか。