【写真:Getty Images】
カタールワールドカップ南米予選のアルゼンチン代表対ブラジル代表戦が現地時間16日に行われ、0-0のドローに終わった。この試合で、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが見せたスーパープレーが大きな注目を集めている。
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ホームのアルゼンチンはこの試合の結果次第で予選突破を決められる状況。ブラジルはすでに突破を確定させていたとはいえ、永遠のライバル相手に負けるわけにはいかない大一番だった。
この試合の65分、ヴィニシウスからとんでもないプレーが飛び出した。敵陣内左サイドのゴールライン際に転がったボールを拾ったヴィニシウスは、DFナウエル・モリナ・ルセロによってコーナーに追い詰められる。だが振り向きざまにボールを両足に挟んで浮かせる“ヒールリフト”で相手選手の頭上を抜き去り、ラインすれすれの狭いエリアを強引に突破すると、そこからマイナスのパスでシュートを演出するチャンスを生み出してしまった。
ブラジル人らしいテクニックであるとはいえ、このビッグマッチで挑戦して完璧に成功させるのはお見事と言うほかない。所属するレアル・マドリードでも今季好調な21歳の充実ぶりが表れたようなプレーだった。
一方で前半終了間際には、逆にヴィニシウスがアンヘル・ディ・マリアに華麗な股抜きをされてしまう場面もあった。南米らしいテクニックの応酬となった試合はスコアレスドローに終わり、ブラジルに続いてアルゼンチンもカタール行きを決めている。