前線には絶好調の3人を並べたい
中盤底は遠藤航。シュツットガルト、フル代表、さらに東京五輪でもフル稼働しているため疲労感は否めないが、今回は守田英正が不在になるということもあり、やはりこの男の起用は欠かせないだろう。
インサイドハーフは日本代表での序列を着実に高めている田中碧。そしてもう一枚はベテランの原口元気だ。
原口は日本代表でサイド起用がメインとなっているが、所属するウニオン・ベルリンでは中盤での出番が多く、すでにリーグ戦で4つのアシストを記録するなど好パフォーマンスを誇示。90分間切れることのない運動量と走力、そして献身性といった持ち味がこのポジションであればより活きることは明らかだ。遠藤、田中と共にハードワークを徹底し中盤のインテンシティーを高められれば、自ずと主導権は日本代表に渡ってくるだろう。
ウイングには先述した通り伊東と三笘の起用を期待したい。
ベトナム代表戦でも証明された通り、伊東のスピードは現日本代表の大きな武器で、オマーン代表相手にもその威力を示してくれるはず。そして三笘は相手にとって未知なる存在と言っても過言ではなく、ここでスタートから起用すれば特大のインパクトを残してくれる可能性は高い。
ワントップはセルティックで絶好調の古橋亨梧だ。裏へ抜け出すスピードだけでなく、スコットランドの地で発揮している通りボックス内でのポジショニングの上手さや冷静さも高いレベルで備わっている。大迫勇也が明らかにパフォーマンスレベルを落としている中、使わないという選択肢はもはやないだろう。