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【写真:Getty Images】
遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:33試合2得点
昨季、ブンデスリーガ初挑戦ながらデュエル勝利数1位となった遠藤航はドイツ中に ”デュエルモンスター” としてその名を轟かせた。そして今季、シュトゥットガルトでキャプテンを任された遠藤は、開幕戦から全試合にスタメン出場。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督からの信頼も厚いこのMFは、日本代表でも欠かせない存在となっている。
遠藤の特徴は何と言っても対人の強さだ。選手が密集する中盤で相手に囲まれようとこの男が負けることはほとんどない。相手のチャンスの芽を摘み、瞬時に攻撃に転じられるこの男は攻守で日本代表に貢献。中盤の要となっている。
サウジアラビア代表戦では、時間が経つに連れて存在感が薄れが、オーストラリア代表戦では圧巻のパフォーマンスで攻守に貢献。11日に行われたベトナム代表戦では後半に疲労感が見えたが、セカンドボールを何度も回収し、相手にチャンスを作らせなかった。16日のオマーン代表戦では、ベストコンデションで臨み、中盤を支配する活躍を期待したい。
【写真:Getty Images】
田中碧(デュッセル・ドルフ/ドイツ)
生年月日:1998年9月10日
日本代表通算成績:4試合1得点
今夏、2.ブンデスリーガ(2部)に所属するフォルトゥナデュッセルドルフに買い取りオプション付きレンタルで移籍した田中碧は、東京五輪(東京オリンピック)でオーバーエイジ(OA)で参加した遠藤航とコンビを組みベスト4進出に貢献。攻守にわたりU-24日本代表を牽引する活躍を見せた。
先月、約2年ぶりの招集となった田中は、オーストラリア代表戦でスタメンに抜擢されるといきなり先制ゴール。この若きMFは窮地の日本代表を救った。ゴールだけでなく、冷静な状況判断と戦術眼で試合の流れを読み、的確なポジショニングで攻守に貢献している。
オーストラリア代表戦に続き、ベトナム代表戦にスタメン出場した田中は、豊富な運動量を活かして攻守に貢献。75分にピッチを退くまで存在感を示した。瞬く間に絶対的な存在となったこの男は、16日に行われるオマーン代表戦にも欠かせない。
【写真:Getty Images】
柴崎岳(レガネス/スペイン)
生年月日:1992年5月28日
日本代表通算成績:54試合3得点
今季、レガネスでスタメンに定着している柴崎岳は、3日に行われたCDルーゴ戦では見事な無回転シュートで今季初ゴール。過酷な戦いが続くアジア最終予選の最中、リーグでは好調を維持している。
鋭い戦術眼と広い視野を活かし、長短を織り交ぜた正確無比なパスで試合をコントロールする柴崎は、先月行われたオマーン戦と中国戦にフル出場。約1年ぶりの復帰だからか、オマーン戦では低調なパフォーマンスが目立ったが、中国戦では安定したプレーで勝利に貢献した。
しかし、サウジアラビア戦では失点に繋がる致命的なパスミス。その後、オーストラリア戦でスタメンを外れると、ベトナム戦は途中出場。果敢にミドルシュートを放ち、相手ゴールを脅かし、調子を取り戻しつつある。ベトナム戦でイエローカードを受けた守田英正が次節欠場となるため、オマーン代表戦は柴崎がスタメン出場するだろう。