【写真:Getty Images】
2006年生まれの15歳という選手がルーマニア代表でデビューを飾り、欧州史上最年少で代表チームの公式戦に出場した選手となった。ルーマニア紙『ガゼタ・スポルトゥリロル』などが伝えている。
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ルーマニア代表は現地時間14日に行われたカタールワールドカップ欧州予選グループ最終節の試合でリヒテンシュタイン代表と対戦。アウェイで2-0の勝利を収めたがグループ2位への浮上はならず、予選敗退が決定する結果となった。
しかし、この試合でひとつの歴史が刻まれた。2006年2月23日生まれのMFエネス・サリが82分からの交代で出場し、「15歳264日」という若さで代表デビューを飾っている。ルーマニア代表では史上最年少でのデビューとなった。
ルーマニア紙によれば、サッカー界全体でも史上4位の若さでの国際試合出場だという。1位は2007年に北マリアナ諸島代表にデビューしたルーカス・クネヒト(14歳2日)、2位は1910年にイタリア代表にデビューしたレンツォ・デ・ヴェッキ(15歳183日)、3位には2014年にノルウェー代表にデビューしたマルティン・ウーデゴール(15歳254日)が続いている。
だが北マリアナ諸島代表はFIFA(国際サッカー連盟)未加盟であり、111年前に達成されたデ・ヴェッキの記録も詳細が疑わしいとされているため、国際Aマッチではウーデゴールに次ぐ史上2位の記録となった可能性もある。ウーデゴールのデビュー戦は国際親善試合であったため、少なくとも欧州の公式戦では史上最年少記録を更新したとされている。
カナダで生まれたサリは2017年から2019年までバルセロナの下部組織にも在籍し、今年8月にルーマニア1部のファルル・コンスタンツァでプロデビュー。9月にはリーグ史上最年少ゴールも記録し、わずか8試合に出場した時点でA代表招集を受けデビューを飾ることになった。
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