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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング31位~35位。リーグ連覇貢献もまさかの戦力外通告…その人物とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

31位:国内移籍でランクイン

阿部勇樹
【写真:Getty Images】



MF:阿部勇樹(元日本代表/浦和レッズ)
生年月日:1981年9月6日(40歳)
クラブ:ジェフユナイテッド市原→浦和レッズ
移籍日:2007年1月1日(当時25歳)
移籍金:270万ユーロ(約3.2億円)

 ジェフユナイテッド市原のユース出身である阿部勇樹は1998年、わずか16歳でトップチーム昇格。同年には当時最年少でのJリーグデビューも果たしている。その後阿部はイビチャ・オシム監督の元21歳でキャプテンに就任。これが更なる成長へと繋がり、2005年と2006年には中心人物としてクラブをナビスコカップ制覇へと導いている。

 その阿部は2007年1月、下部組織時代から過ごすチームを離れ浦和レッズへ加入することを決断。すでに日本代表の常連になっており、複数ポジションをハイレベルにこなすポリバレントな選手だった男の移籍金は270万ユーロ(約3.2億円)とされており、当時国内では最高額と言われていた。

 阿部は浦和でも期待通りの活躍を見せた。在籍1年目でJリーグベストイレブンに選出され、FIFAクラブワールドカップでは大会MVP候補8人に選出。浦和から選ばれたのは阿部ただ一人だった。その後も同選手は浦和に絶対的存在として君臨。南アフリカワールドカップ後に一度レスターへ移籍したが、2012年に復帰。現役引退を表明した2021シーズンまで赤いユニフォームを着続けた。

【了】

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