【写真:Getty Images】
フランス代表で1試合4ゴールを挙げる圧倒的な活躍を見せたFWキリアン・ムバッペに対し、仏紙『レキップ』は10点満点の採点で「10」のパーフェクト評価をつけた。フランス代表選手では実に33年ぶり、わずか3例目となる快挙だ。
フランス代表は現地時間13日に行われたカタールワールドカップ欧州予選でカザフスタン代表と対戦し、8-0の大勝を飾って予選突破を決めた。この勝利の最大の立役者となったのが、チームの8点中4点を挙げた若きエースだ。
ムバッペは前半32分までに3ゴールを叩き込んでハットトリックを達成。後半にもチームが次々とゴールを重ねたあと、最後は87分に大勝を締めくくる8点目を記録した。フランス代表での1試合4得点は63年ぶりの偉業となった。
フランス大手紙も、このムバッペの活躍に対して満点評価で絶賛。英紙『デイリー・メール』などが伝えたところによれば、『レキップ』が10点満点をつけた選手は採点開始以来わずか12人目であり、フランス代表では1988年のフランク・ソゼー氏、ブルーノ・マルティニ氏以来33年ぶり3例目だという。
近年ではリオネル・メッシやネイマール、ロベルト・レバンドフスキ、セルジュ・ニャブリなどが10点満点をつけられた試合があった。いずれもクラブでの試合であり、メッシは唯一2度の満点評価を受けている(バルセロナ時代の2010年アーセナル戦、2012年レバークーゼン戦)。
フランス代表以外を含めても、代表チームで10点満点をつけられた選手は前述の2人以外にもう一人のみ。1994年ワールドカップで得点王の一人となったロシア代表のオレグ・サレンコ氏が、カメルーン戦で1試合5得点を挙げた際の採点だった。
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