イングランド史上最高峰の天才
【写真:Getty Images】
MF:ジョー・コール(チェルシー/イングランド代表)
生年月日1981年11月8日(当時23歳)
05/06シーズンリーグ戦成績:34試合8得点
チェルシー リーグ戦通算183試合28得点
チェルシーでの主な獲得タイトル: プレミアリーグ(04/05、05/06、09/10)、FAカップ(06/07、08/09、09/10)、リーグカップ(04/05、06/07)
イングランドには数多くの名手が誕生したが、「天才」という言葉はこの男が最も相応しいだろう。それがジョー・コールである。
ウェストハムで名を上げたジョー・コールは、03/04シーズンにチェルシーに移籍。当時チームを率いていたクラウディオ・ラニエリ監督のもとではポジションをつかめずにいたが、04/05シーズンに就任したジョゼ・モウリーニョ監督との出会いが運命を変えた。
モウリーニョ監督はトップ下の選手だったジョー・コールを右ウイングで起用。ドリブル能力が開花し、基本データの対象となった05/06シーズンには世界有数のウインガーに数えられるまでとなった。
能力値を見ると、やはり「ドリブル」が最高値で90を記録した。そのほかにも「パス」や「テクニック」でも高い水準となっており、ウインガーとしてのレベルの高さが現れている。
さらに特徴的なのは「守備力」だろう。数値は60だが、2列目のテクニックを武器とした選手としては異例ともいえる高さ。これは優れた守備戦術を持つモウリーニョ監督の指導によって開花したと言われている。
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