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まさに伝説! 歴代サッカー日本代表、5人の英雄。川口能活、井原正巳、名波浩…日本サッカーに残る名手の実力とは

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

名波浩

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名波浩の能力値や対象となったシーズンのリーグ戦成績など【写真:Getty Images】



MF:名波浩(ヴェネツィア/日本代表)
生年月日1972年11月28日(当時26歳)
99/00シーズン リーグ戦成績:24試合1得点
日本代表通算67試合9得点
日本代表主な出場大会:AFCアジアカップ1996、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会、コパ・アメリカ1999、AFCアジアカップ2000(優勝)

 日本代表の10番=レフティというイメージはこの選手からスタートした。名波浩は、その魔法のような左足で日本サッカーに立ちはだかった世界の壁を打ち破った偉大な選手である。

 基本データの対象としたのは、イタリア・セリエAのヴェネツィアでプレーした99/00シーズンのもの。セリエAでの挑戦は1シーズンで終えたが、シーズン後に開催された2000年のアジアカップでは圧巻のパフォーマンスで優勝に貢献してMVPを受賞した。

 そんな名波の能力値をみると、「ドリブル」「パス」「テクニック」の項目が飛び抜けて高いものとなっている。攻撃的MFとして、Jリーグでは無双ともいえるほどのクオリティを持ち、ピッチを支配する姿は多くのサッカー少年の憧れとなった。

 90年代に“ファンタジスタ”と呼ばれた多くの選手は「フィジカル」や「空中戦」といった能力にハンデを抱えていたが、やはり名波もその一人。それでも、その欠点すらも霞ませてしまうほどのテクニックで日本サッカーの歴史を動かす選手だった。

【次ページ】森島寛晃

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