100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で移籍金の高い歴代日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※移籍金は11月2日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
30位:「日本人CBは欧州で通用しない」を覆した男
【写真:Getty Images】
DF:吉田麻也(日本代表/サンプドリア)
生年月日:1988年8月24日(33歳)
クラブ:VVVフェンロ→サウサンプトン
移籍日:2012年8月30日(当時24歳)
移籍金:280万ユーロ(約3.4億円)
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
「日本人CBは欧州で通用しない」というレッテルを覆した日本代表の主将だ。名古屋グランパスのジュニアユース時代はボランチの選手だったが、トップチーム昇格後にCBへとコンバート。08年に監督に就任したドラガン・ストイコビッチの下で絶対的なレギュラーに定着した。
10年冬に移籍したオランダのVVVフェンロでも主力選手として活躍。2011/12シーズンは守備での貢献はもちろん、チーム2位となる5ゴールを決め残留に導いた。また、シーズン終了後に行われたロンドンオリンピックの日本代表メンバーにオーバーエイジ枠で選出。主将としてチームを牽引し、ベスト4進出に大きく貢献した。
ロンドンオリンピック終了後に、プレミアリーグに復帰したばかりのサウサンプトンへ280万ユーロ(約3.4億円)の移籍金で完全移籍。ジョゼ・フォンテ、デヤン・ロヴレン、フィルジル・ファン・ダイクといった後に国際舞台で大活躍する実力者たちとポジション争いを繰り広げた。そういった厳しい環境の中でも長く主力選手としてプレーし、プレミアリーグで日本人史上最多となる154試合に出場した。