【写真:Getty Images】
今欧州で評価を一気に高めている日本人選手の1人が三笘薫と言えるだろう。FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選を戦う日本代表に初招集され、救世主としての活躍が期待される同選手は、凄まじいパフォーマンスで周囲を驚かせている。
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そんな三笘が魅せた圧巻のゴールラッシュと言えば、あの試合のものだろう。
現地時間10月16日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第11節、セラン戦。相手に2得点を許したユニオン・サン=ジロワーズは前半終了間際に退場者を出し、数的不利かつ2点ビハインドを背負ったまま、後半へと向かうことになった。
そんな大ピンチな状況を救ったのが、今季新加入の三笘である。
47分にピッチインした日本代表MFは55分、ボックス左でパスを受けると細かいタッチで相手DFを惑わせ、最後はゴール右隅へグラウンダーのシュート。これがゴールネットに突き刺さり、1点を返した。
その後サン=ジロワーズは1点を追加しスコアは2-2の振り出しに。その中迎えた76分、味方のラストパスを受けた三笘が再びゴールネットを揺らし、ホームチームはついに逆転することに成功した。
さらに90分、三笘が左サイドからドリブルで持ち運ぶと、細かいタッチとスピードを活かしカットイン。マークされていたDFを振り切ると、最後は右足でシュートを突き刺した。三笘のドリブルスキルの高さが際立つ、圧巻のゴールだったと言っていいだろう。
結果、三笘のハットトリックによりサン=ジロワーズは4-2で逆転勝利。途中出場ながら圧巻の活躍をみせた三笘を監督やベルギーメディアは大絶賛した。
カタールW杯・アジア最終予選グループBで4位に付ける日本代表は、今月ベトナム、オマーンとのアウェイ2連戦に挑む。ここまで厳しい戦いを強いられただけに、三笘にかかる期待は大きい。何としても勝ちたいこの2連戦で三笘に出番が巡り、上記のような圧巻のゴールで勝利に導けるか。この男の活躍に注目だ。