【写真:Getty Images】
パスやクロスを供給することだけが、味方選手のゴールを助ける手段ではない。インテルのイタリア代表MFニコロ・バレッラが披露した珍しい形の“アシスト”が注目を集めている。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
インテルは3日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節の試合でモルドバのシェリフと対戦。レアル・マドリードに勝利を収めるなど今大会に旋風を巻き起こしていたチームにアウェイで3-1の勝利を収めた。
前半を両チーム無得点で折り返したあと、54分に均衡を破ったのはインテルのMFマルセロ・ブロゾビッチ。アルトゥーロ・ビダルの落としたボールをエリア手前で受けると、左足でのシュートフェイントから切り返して右足でDFの股間を抜く鋭いシュートを叩き込んだ。
このゴールの場面で、ボールに触れることなく重要な役割を果たしたのがバレッラだ。ブロゾビッチがシュートを放とうとした瞬間に自分がコース上に入っていることを見て取ると、とっさに身を投げ出してピッチ上に倒れ込み、シュートコースを空けることでゴールを助けた。
エリア内に体を投げ出すプレーは、ブロゾビッチの“得意技”でもある。相手FKの場面でジャンプした壁の下を抜かれることを防ぐため、倒れ込んでブロックを試みるプレーであり、「ワニの動き」とも呼ばれている。
このプレーはブラジルで生まれたとされているが、2018年のバルセロナ戦でブロゾビッチがルイス・スアレスのシュートを止めたことで欧州にも広まった。今回はそのブロゾビッチを助けるため、チームメートが別の目的で同じような動きを見せた形となった。