【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のFWリオネル・メッシは、負傷のためクラブの試合を欠場しているにもかかわらずアルゼンチン代表の招集に応じることになった。レオナルドSD(スポーツディレクター)はこの状況に不満を漏らしている。
メッシは10月29日に行われたリーグアン第12節のリール戦に先発出場したが、負傷の影響によりハーフタイムで交代。その後行われたチャンピオンズリーグのRBライプツィヒ戦、リーグアンのボルドー戦はいずれも欠場した。
だが一方で、メッシはカタールワールドカップ予選を戦うアルゼンチン代表に招集を受けている。PSGのマウリシオ・ポチェッティーノ監督はボルドー戦を前に、メッシが代表招集に応じることを認めていた。
レオナルドSDは、この状況に納得がいかない様子。「クラブでプレーできる状態になく、回復中の選手が代表チームに合流することに同意はできない」と仏紙『パリジャン』に語り、不満をあらわにしている。
「筋が通らないことだ。こういう状況についてはFIFA(国際サッカー連盟)と議論しなければならない」とレオナルドSDは続けた。FIFAの現行の規定では、インターナショナルウィークに開催される代表戦への選手招集をクラブが拒むことはできない。
メッシが今季PSGに加入する際に交わした契約には、代表チームを優先することを認める条項が設定されるとも報じられていた。だがリーグアンでいまだ無得点と本領を発揮しきれていないこともあり、クラブが不満を抱くのも無理はないかもしれない。
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