初代ワンダーボーイ
【写真:Getty Images】
MF:ライアン・ギグス(マンチェスター・ユナイテッド/ウェールズ代表)
生年月日1973年11月29日(当時24歳)
98/99シーズンリーグ戦成績:24試合3得点1アシスト
マンチェスター・U リーグ戦通算672試合114得点
マンチェスター・Uでの主な獲得タイトル: プレミアリーグ(92/93、93/94、95/96、96/97、98/99、99/00、00/01、02/03、06/07、07/08、08/09、10/11、12/13)、FAカップ(93/94、95/96、98/99、03/04)、リーグカップ(91/92、05/06、08/09)、UEFAチャンピオンズリーグ(98/99、07/08)
マンチェスター・ユナイテッドという世界最高峰のクラブの歴史の中で、最も重要な選手と言えるのがライアン・ギグスだ。17歳にしてトップチームデビューを果たすと瞬く間にチームの中心選手となり、マイケル・オーウェン以前の“ワンダーボーイ“と呼ばれ絶大な人気を獲得した。
98/99シーズンは、アーセナルとのFAカップ準決勝再試合において伝説と讃えられている、ドリブルでの60m独走からゴールを決めた。さらにバイエルンとのCL決勝では後半アディショナルタイムにテディ・シェリンガムのゴールをアシストして“カンプ・ノウの奇跡“の立役者の1人となり、3冠達成に貢献した。
能力値を見ると、やはり「スピード」と「ドリブル」は圧巻。左サイドを切り裂く能力はサッカーの長い歴史の中でもトップクラスで世界中のファンを虜にした。
さらにギグスは「パス」と「テクニック」でも90を超える数値を記録した。スピードやドリブルだけではなく技術的にも世界トップクラスの実力を有しており、対峙する相手DFにとってはまさに「赤い悪魔」に映っていたはずだ。