【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は4日、今月11日と16日に予定されているカタールワールドカップのアジア最終予選2試合に向けた日本代表メンバーを発表した。
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招集リストの中には、10月のオーストラリア代表戦で負傷していたFW大迫勇也の名前も含まれていた。同選手は2-1で勝利したオーストラリア戦に先発出場し、61分までプレー。しかし、所属するヴィッセル神戸に戻ったあと、負傷していたことが判明していた。
その後、リーグ戦を2試合欠場したため、11月の日本代表招集は厳しいのではないかと見られていた。しかし、森保一監督は3日に行われたヴィッセル神戸対ベガルタ仙台戦を現地視察し、実際に自らの目で確かめたうえで大迫の招集に踏み切った。
「大迫に関しては、60分過ぎから試合に出場して、プレーするには問題ないということで、今日のメンバー発表で招集メンバーに加えさせていただいています。コンディション的にどれだけ上がるかということは、もう1節、Jリーグの試合もありますし、時間もありますので、確認しながら起用に向けて考えていきたいと思います」
大迫は仙台戦の67分からピッチに立ち、約1ヶ月ぶりの実戦復帰を果たした。6日にはJ1リーグ第35節の徳島ヴォルティス戦が予定されており、中2日という厳しいスケジュールで2試合をこなしてからの日本代表合流となる。
指揮官の言葉を借りれば「プレーするには問題ない」とはいえ、ベトナムへの長距離移動などもある中で、万全なコンディションに戻るかは未知数。1トップとして絶対的な地位を築いてきた大迫の力に頼りきりで、11月のアウェイ2連戦を乗り越えることはできないだろう。
これまでも多少の無理を押して日本代表戦に出場してきた経験はあるが、今回もエースストライカーの状態には懸念が残りそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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