勝利は目前だったが…
個で勝負するPSG、全員攻撃全員守備のRBライプツィヒと後半は両クラブが対照的なサッカーを展開。互いに決定機を作るもあと一歩が届かない状況が続いた。
負ければ決勝トーナメント進出が無くなるRBライプツィヒは試合終盤に猛攻撃。これに対し、第3節を終えた時点でグループ首位に立つPSGは、リスクを冒さず5バックで逃げ切りを選択した。
しかし、試合終了間際に悲劇が待ち受けていた。
後半アディショナルタイム、ペナルティーエリア内でプレスネル・キンペンベが相手選手に乗りかかってしまい、PKを献上。試合終了間際に追い付かれ、勝利を手放してしまった。
この結果により、PSGはグループ2位に転落。マンチェスター・シティに首位を明け渡すこととなった。
後半の早い段階で3点目を奪うことはできなかったが、終盤に5バックを選択したことが間違いだったわけではない。逃げ切りを狙うのであれば、守備に人数をかけるのは当然だ。
しかし、どこか中途半端だった。堅守速攻で3点目を狙いに行くのか、それともボールを回して時間を使うのか。チーム全体でその認識が共有できていないように見えた。
悲願のCL優勝を狙うのであれば、今回のような試合を勝ち切らないといけない。選手1人1人の問題なのか、監督の問題なのか。いずれにせよ勝ち上がっていくためには改善が必要だ。