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はめられたPSG、問題は監督か、選手か。中途半端が招いた悲劇、機能不全となった原因は…【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

 

勝利は目前だったが…


 
 個で勝負するPSG、全員攻撃全員守備のRBライプツィヒと後半は両クラブが対照的なサッカーを展開。互いに決定機を作るもあと一歩が届かない状況が続いた。 

 負ければ決勝トーナメント進出が無くなるRBライプツィヒは試合終盤に猛攻撃。これに対し、第3節を終えた時点でグループ首位に立つPSGは、リスクを冒さず5バックで逃げ切りを選択した。 

 
 しかし、試合終了間際に悲劇が待ち受けていた。 
 
 後半アディショナルタイム、ペナルティーエリア内でプレスネル・キンペンベが相手選手に乗りかかってしまい、PKを献上。試合終了間際に追い付かれ、勝利を手放してしまった。 
  
 この結果により、PSGはグループ2位に転落。マンチェスター・シティに首位を明け渡すこととなった。 
 
 後半の早い段階で3点目を奪うことはできなかったが、終盤に5バックを選択したことが間違いだったわけではない。逃げ切りを狙うのであれば、守備に人数をかけるのは当然だ。 
 
 しかし、どこか中途半端だった。堅守速攻で3点目を狙いに行くのか、それともボールを回して時間を使うのか。チーム全体でその認識が共有できていないように見えた。 
 
 悲願のCL優勝を狙うのであれば、今回のような試合を勝ち切らないといけない。選手1人1人の問題なのか、監督の問題なのか。いずれにせよ勝ち上がっていくためには改善が必要だ。 

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