驚異の得点力でルヴァン杯優勝に大貢献
【写真:Getty Images】
MF:稲垣祥(いながき・しょう)
生年月日:1991年12月5日(29歳)
所属クラブ:名古屋グランパス
2021リーグ戦成績:34試合出場/8得点2アシスト
今年3月のアジア2次予選・モンゴル代表戦で日本代表デビューを飾り、途中出場からいきなりの2得点を挙げた。このことからもわかる通り、セントラルMFながら破格の得点力を備えている。今季はリーグ戦で8得点、YBCルヴァンカップでは5試合出場4得点を記録し、公式戦二桁得点を達成している。
魅力はゴールを奪う力だけではない。驚異的なスタミナによってもたらされる豊富な運動量でピッチを駆け回り、球際のデュエルでも強さを発揮する。タフな戦いが予想される東南アジアと中東での2連戦にはもってこいの人材ではないだろうか。
先月30日に行われたルヴァンカップ決勝のセレッソ大阪戦では、強烈なシュートでとどめの一撃を突き刺した。苦しい展開でも一発で流れを変えられる力を持っている。前回ロシアワールドカップのアジア最終予選、イラク代表戦の後半アディショナルタイムにMF山口蛍が劇的なミドルシュートを叩き込んで日本を救ったように。