【写真:Getty Images】
ちょうど10年前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)の試合で、クリスティアーノ・ロナウドが直接FKから見事なゴールを叩き込んだ。シュートも素晴らしいが、周囲の選手の“アシスト”も完璧な一撃だった。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
2011年11月2日に行われたCLグループステージ第4節の試合でレアル・マドリードはリヨンと対戦。ここまで順調に3戦3勝を飾っており、この試合にも勝利すれば2試合を残してグループ突破を決められる状況だった。
前半24分、ペナルティーアーク内のゴール正面でフリーキックを獲得したマドリーはC・ロナウドとメスト・エジルの2人がボールサイドに立つ。エジルも左足で蹴りに行く動きを見せたが、C・ロナウドが右足での鋭いシュートをゴール左隅へ突き刺した。
囮となったエジルだけでなく、壁に入っていたサミ・ケディラが果たした役割も大きかった。相手選手と押し合いながら壁の左側を空けようとしていたケディラだが、背中側を回った相手が壁の左に入ってシュートコースを消すと、今度は逆に相手を押し出しつつ自らの体を翻して壁の隙間にコースをつくる。C・ロナウドはその隙間を正確に通すことで、GKの届かない左隅へシュートを打ち込むことができた。
C・ロナウドはこの試合の後半にも、PKからゴール正面への大胆なシュートで追加点を記録。マドリーを2-0の勝利と決勝トーナメント進出へ導いた。