【写真:Getty Images】
中国のトップリーグから、またひとつクラブが消滅する可能性があるのかもしれない。中国スーパーリーグ(CSL)の河北FCが活動停止の危機に陥っているとして『AP通信』など複数メディアが伝えている。
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今年2月には、昨季のCSLで初優勝を飾ったばかりだった江蘇FCの活動停止が中国サッカー界に激震をもたらした。親会社の蘇寧グループの経営悪化により活動困難となった江蘇FCは、クラブの売却先を探したが見つからず、リーグ脱退という結末を迎えることになった。
さらに今回、河北FCも同様の運命をたどる危機に瀕している。昨季までは河北華夏の名称で活動し、元アルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシが世界トップクラスの高額年俸でプレーしていたほか、ハビエル・マスチェラーノ、ジェルビーニョ、マヌエル・ペレグリーニ監督などのビッグネームも過去数年間に所属していたクラブだ。
経営難に陥っていることが報じられていた河北FCは今週、練習場の電気料金などを支払うことができないとして下部組織の活動停止を決定。トップチームの活動継続も不透明な状況となっている。
今季CSLは、ワールドカップアジア最終予選を戦う中国代表の活動を助けるため8月から12月にかけて長期中断中。16チームを2グループに分けて行われているリーグ戦で、河北FCはグループBの上位争いに加わっていたが、再開後もリーグに参加するかどうかは不確定と報じられている。
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