リーガ・エスパニョーラ第12節、バルセロナ対アラベスが現地時間30日に行われ、1-1の引き分け。ロナルド・クーマン監督解任後、暫定監督のセルジ・バルフアンが指揮するバルセロナの初戦は勝ち点1に終わった。(文:阿部勝教)
堅守を崩せずスコアレスドロー
【写真:Getty Images】
今季、リーグ戦11節を終えた時点で9位に沈んでいたバルセロナは、現地時間27日に行われたラージョ戦後にロナルド・クーマン監督を解任。 後任はまだ決まっておらず、バルセロナBを率いていたセルジ・バルフアンを暫定監督に据えてホームに昇格組のアラベスを迎えた。
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新体制となり、ラ・マシア出身の選手7人がスタメンに名を連ねたバルセロナは、開始早々から試合を完全に支配。テンポの良いパスワークでポゼッションは80%を記録し、左サイドを起点に幾度もチャンスを作っていた。
個々のイージーミスはいくらかあったが、危ない場面もほとんどなく前半を終えると、後半開始早々にメンフィス・デパイが見事なゴラッソ。ペナルティーエリア手前からミドルシュートを突き刺し、先制ゴールを決めた。しかし、その直後に一瞬の隙を突かれて失点。すぐに同点に追い付かれてしまった。
失点後、この日インサイドハーフに抜擢されたガビとニコ・ゴンザレスを中心に相手DFを崩しにかかったバルセロナは、後半だけで13本のシュートを放った。だが、ゴール前に9人が並ぶ相手DFを崩せず、結果は1-1の引き分け。セルジ・バルフアンの初戦は、ホームで勝ち点1ずつを持ち帰る結果となった。
監督が交代して間もないとはいえ、ホームで格下相手に勝ち切れなかった。近年で最悪のスタートを切っているバルセロナの今季の低迷は、前任監督が原因だったのか。それとも選手やクラブ自体に原因があったのか。