【写真:Getty Images】
ラ・リーガ第12節、エルチェ対レアル・マドリードが現地時間30日に行われ、1-2でレアルが勝利した。チーム全得点を挙げたのは、今季ハイペースでゴールを量産しているヴィニシウス・ジュニオールだった。
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カリム・ベンゼマに休養を与えたレアルで存在感を見せたのは、21歳のブラジル人FWだった。ベンゼマに代わって起用されたマリアーノ・ディアスが中盤からの縦パスをヒールで流す。ヴィニシウスは左から走りこんでゴール前に侵入すると、左足でシュートを放った。
相手のサイドバックが絞り切れないスピードでゴール前に入り、相手が寄せきる前にシュートを放った。利き足ではない左足からのシュートは、GKの届かないゴール右隅へ決まる。ワールドクラスのストライカーと呼ぶに相応しい、一瞬の仕事だった。
退場処分により1人少なくなったエルチェに対し、レアルはリードを2点に広げる。ルカ・モドリッチからのスルーパスに反応したのはヴィニシウス。ファーストタッチで相手選手の前に入り込み、右足のアウトサイドで浮かせるシュートで、寄せてくるGKをかわした。冷静な判断と乱れぬテクニックで、ヴィニシウスはレアルの得点源となっている。
その後はエルチェに1点を返されたものの、レアルは1-2で勝利を収めている。ヴィニシウスにとってはリーグ戦では6試合ぶりのゴールとなったが、今季の公式戦ゴール数を早くも9としている。ベテランの域に達したベンゼマはこの試合のように休養を挟む必要がありそうだが、この男の成長は頼もしく感じられる。