【写真:Getty Images】
インテルに所属するデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは、今季中にイタリアで復帰を果たすことはできない見通しとなった。だが、イングランドなどでプレーを再開できる可能性はあるのかもしれない。
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エリクセンは今年6月、デンマーク代表として出場したユーロ2020(欧州選手権)の初戦で試合中に心臓発作を起こし転倒。一時は心停止に陥る危険な状態だったが、ピッチ上での救命措置と救急搬送された病院での治療により一命を取り留めた。
現在エリクセンは、植込み型除細動器(ICD)をつけて常時心拍数を管理している。現アヤックスのオランダ代表DFデイリー・ブリントなどのように、ICDをつけてプレーを続行している選手の例もあるが、イタリアでは規定によりプレーが認められていない。
インテルは28日に行った会計報告の中で、エリクセンの現状にも言及。「イタリアの医療当局により今季中のスポーツ活動を一時的に禁止されている」と説明しつつ、「他国では活動再開が実現できるかもしれない」と述べ、エリクセンを移籍させる可能性も示唆している。
受け入れ先のクラブさえ見つかれば、エリクセンが復帰を目指す新天地はイングランドとなることもあり得るのかもしれない。イングランドでは、専門家による診断を受け許可を得られればプレーできる可能性があることを英紙『インディペンデント』などが伝えている。インテルへ移籍するまでトッテナムで6年半活躍していたエリクセンにとっては、慣れ親しんだ国でもある。
ユーロで発作を起こした直後には、現役続行は不可能という見方を示す専門家もいる状況だった。まだ29歳と若いエリクセンは、再びピッチで躍動する姿を見せることができるだろうか。
【了】