【写真:Getty Images】
今夏クラブのレジェンド、リオネル・メッシが退団し、リーガ・エスパニョーラ第11節を終えた時点で9位に沈むバルセロナは現地時間27日、ロナルド・クーマン監督を解任した。
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後任には、現在カタールのアル・サッドで監督を務めるシャビ・エルナンデスの名前が報じられているが、現地時間28日にクラブは、バルセロナBを率いていたセルジ・バルフアンが暫定監督として就任したことを発表している。
バルセロナのカンテラ(下部組織)出身のバルフアンは、1993年にトップチームデビュー。不動の左サイドバックとして、ジョゼップ・グアルディオラやクーマンらと共に数々のタイトルを獲得した。2002年には、アトレティコ・マドリードに移籍しているが、退団するまで公式戦382試合に出場している。
スペイン代表では、1994年と1998年に2大会連続でFIFAワールドカップに出場。代表ではタイトル獲得できなかったが、通算56試合に出場した。
2005年に現役引退後は、バルセロナのフベニールB(U-18)を指揮。その後、レクレアティーボ・ウェルバ、アルメリア、マジョルカの監督を務めた。2017年からは中国2部リーグ、浙江緑城の監督に就任。約2年間に渡りチームを率いたバルフアンは、今年7月にバルセロナに帰還した。
2年契約でバルセロナBの監督に就任したバルフアンは、前任のクーマン監督が解任されたことで、就任後わずか3ヵ月でトップチームに昇格。暫定監督として、後任が決まるまでの繋ぎを託された。
バルセロナOBで他のクラブのトップチームを率いた経験もあるが、実績面での物足りなさは否めない。後任が決まるまでにチームを繋ぎとめるか、結果を残して正式に監督に就任するのか。窮地を任された男に課された仕事の責任は重い。
【了】