ユーロ2016(欧州選手権)を制したポルトガル代表。その後もブルーノ・フェルナンデスやルベン・ディアスといったワールドクラスの選手たちが続々と台頭してきており、今夏に行われたユーロ2020では大会連覇を期待されていた。しかし、結果はベルギーに敗れ決勝トーナメント1回戦敗退。メンバーは前回の2016年大会より揃っていたこともあり、選手の能力を活かしきれなかったフェルナンド・サントス監督には批判が集中した。現時点では続投となっているが、今後の結果次第では契約を満了せずに退任という可能性もあるだろう。今回は、そんなポルトガル代表の現在の主力メンバーをポジションごとに紹介していく(代表成績は2021年10月12日のルクセンブルク代表戦終了時のもの)。
GK紹介
【写真:Getty Images】
ルイ・パトリシオ(ローマ/イタリア)
生年月日:1988年2月15日(33歳)
ポルトガル代表戦績:100試合/84失点
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ポルトガル代表の不動の守護神だ。スポルティング、ウォルバーハンプトンで活躍し、今季からは同じポルトガル出身のジョゼ・モウリーニョ率いるローマでプレーしている。抜群の反射神経を活かしたセービングは見事で、PKストップも得意。キャリアを通じて30%近いPK阻止率を記録している。
11年にエドゥアルドからポルトガル代表の正GKのポジションを奪取。以降、そのポジションを不動のものにしている。ポルトガル代表が優勝を果たしたユーロ2016(欧州選手権)では全7試合に出場し、大会ベストイレブンにも選出された。21年10月には、ポルトガル人GK史上初となる代表通算100試合出場を達成。33歳となりベテランの域に入りつつあるが、少なくとも22年のカタールワールドカップまでは、パトリシオがポルトガルの正GKを務めるだろう。