欧州主要リーグの21/22シーズンも開幕から2か月が経過した。成績低迷にあえぐバルセロナは現地時間28日にロナルド・クーマン監督を解任。アーセナルやマンチェスター・ユナイテッド、ユベントスといったクラブも目標とはかけ離れた位置におり、何らかの変化を模索していることだろう。今回は、無所属の監督経験者の中から、ビッグクラブを率いるに相応しい実績を持つ5人をピックアップして紹介する。
古巣に電撃就任! しかし結果は…
【写真:Getty Images】
アンドレア・ピルロ(イタリア)
生年月日:1979月5月19日(42歳)
過去に率いた主なクラブ:ユベントス
獲得タイトル:スーペルコッパ・イタリアーナ(20/21)、コッパ・イタリア(20/21)
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ACミラン、ユベントスで世界中を魅了したマエストロ、アンドレア・ピルロは2018年1月に引退。アメリカの地でスパイクを脱いだ。引退後、S級ライセンスを取得したピルロは2020年7月にユベントスのU-23チームの監督に就任。しかし、前任者のマウリツィオ・サッリ監督が解任されたことにより、 U-23チームの監督に就任してわずか10日ほどで、トップチームの監督に電撃就任した。
高い戦術理解度を持ち、現役時にチームの中核を担ったピルロといえど、監督デビュー年は苦戦。クリスティアーノ・ロナウドらを擁し、セリエA9連覇を達成していたユベントスだが、10連覇を逃し、何とかチャンピオンズリーグ(CL)圏内の4位に食い込んだ。CL出場権は獲得したが、優勝が当たり前となっていたため、シーズン終了後に解任。苦い経験を味わった。
1年しか指揮をしていないため、監督としての実力は何とも言えないが、スター選手をまとめるカリスマ性やサッカーの理解度は確実に高い。そんなピルロには、現地時間28日に解任されたロナルド・クーマンの後任として、バルセロナの次期監督候補に名前があげられている。見てみたい気持ちもあるが、監督としての経験が少ないこのレジェンドは、再びビッグクラブを指揮するのだろうか。