イタリア代表は2006年のワールドカップ制覇後、低迷期に突入。2018年のロシアワールドカップには出場すらできなかった。しかし、ロベルト・マンチーニ監督就任後は上昇気流に乗り、今夏のユーロ2020では見事優勝。全世界に完全復活を告げると同時に、来年のカタールワールドカップに向け期待感を高まらせた。今回は、そんなイタリア代表の現在の主力メンバーをポジションごとに紹介していく（代表成績は2021年10月10日のベルギー代表戦終了時のもの）。

GK紹介

ジャンルイジ・ドンナルンマ（パリ・サンジェルマン／フランス）
生年月日：1999年2月25日（22歳）
イタリア代表成績：38試合19失点

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　イタリア代表デビューは2016年、当時わずか17歳であり、GKとしては史上最年少だった。以降コンスタントに招集されており、ロシアワールドカップ後からは偉大なる先輩ジャンルイジ・ブッフォンの後を継いでレギュラーの座に君臨。先日行われたUEFAネーションズリーグのベルギー代表戦ではゲームキャプテンを任されているなど、22歳にしてすでに重鎮プレーヤーとなっている。

　今夏行われたユーロ2020では優勝に貢献し、大会最優秀選手に選出。一躍国民のヒーローとなった。しかし、その後キャリアの出発点となったミランをフリーで退団したことで批判の的に。今月、ミランの本拠サン・シーロで開催されたネーションズリーグ・スペイン代表戦ではサポーターから「裏切り者」「許さない」など猛バッシングを浴び、ハーフタイムに思わず涙を流してしまった。