日本代表MFも不調…。監督交代で低迷
【写真:Getty Images】
フランクフルト(ドイツ)
21/22リーグ戦成績:9位:4勝3分2敗
監督:オリヴァー・グラスナー(1季目)
獲得タイトル:なし
2018年夏にフランクフルトの監督に就任したアディ・ヒュッターは、1年目にUEFAヨーロッパリーグ準決勝へとチームを導き、昨季もチームは終盤まで4位につけていた。しかし、マルコ・ローゼ監督をドルトムントに引き抜かれたボルシア・メンヒェングラートバッハが、ヒュッター監督の就任を発表。最終的にUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃したフランクフルトは、昨季にヴォルフスブルクを4位に導いたオリヴァー・グラスナーを招聘した。
新体制は厳しい船出となった。今季初陣となったDFBポカール(ドイツ杯)で3部のヴァルトホーフ・マンハイムに敗れる。ブンデスリーガ開幕戦でもドルトムントに5失点を許して敗れ、その後は公式戦6試合連続引き分けと苦しんだ。第7節でバイエルン・ミュンヘンを撃破し、調子が上向くかと思われたが、ヘルタ・ベルリン、ボーフムに連敗を喫している。
昨シーズンの大活躍が嘘のように、鎌田大地は開幕から結果を残せず、一時は先発から外された。ゲームキャプテンを任された長谷部誠は中盤を担うものと見られたが、試行錯誤の末に最終ラインへと再び移されている。アンドレ・シウバが抜けた攻撃陣も迫力を欠いており、ブンデスリーガでは残留ラインぎりぎりの15位に沈む。何らかのテコ入れが必要であることは間違いないだろう。