MF紹介
【写真:Getty Images】
フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ/スペイン)
生年月日:1997年5月12日(24歳)
オランダ代表戦績:36試合1得点3アシスト
オランダ代表の未来を担うであろう中盤のキープレイヤーだ。代表で主将を務めるファン・ダイクと同じヴィレムⅡの下部組織出身。足下の技術が高く、視野も広いため相手に寄せられたときの選択肢が豊富だ。そのためボールを失うことはほとんどない。
18年9月に行われたヴェスレイ・スナイデルの代表引退試合でオランダ代表デビューを飾ると、あっという間にレギュラーに定着。その後、現在までオランダ代表は38試合を戦っているが、その間36試合に出場している。ケガが少なく、これまで代表ではフル稼働していたデ・ヨングだが、10月のクラシコでハムストリングを負傷。11月の代表戦は欠場する可能性もありそうだ。
ジョルジニオ・ワイナルドゥム(パリ・サンジェルマン/フランス)
生年月日:1990年11月11日(30歳)
オランダ代表戦績:83試合26得点9アシスト
豊富な運動量と高いサッカーIQで中盤を牽引するオランダ代表の副主将だ。キャリアを通じて通算4度シーズン二桁ゴールを記録していることからわかるように、得点力のある選手だが、16年夏から21年夏まで所属していたリバプールでは強力3トップを陰から支える黒子に徹してプレーした。
11年9月にオランダ代表デビューを飾ると、14年に行われたブラジルワールドカップでは全7試合に出場。直近のオランダ代表ではクラブとは対象的にゴールを量産しており、直近1年で8ゴールを記録している。また、ファン・ダイクが負傷離脱していた間はキャプテンマークを巻き、今夏のユーロ2020(欧州選手権)でも全試合に主将として出場した。
デイヴィ・クラーセン(アヤックス)
生年月日:1993年2月21日(28歳)
オランダ代表戦績:29試合8得点5アシスト
完全復活を遂げた司令塔だ。アヤックスに所属していた2016年にオランダ年間最優秀選手賞を受賞し、17年にエバートンへ移籍した。しかし、イングランドの水に合わず、シーズン終盤にはリザーブチームへと降格した。1年でエバートンを退団し、ブレーメンを経て20年夏にアヤックスに復帰すると完全復活。シーズン12ゴールを決め、エールディビジ優勝に大きく貢献した。
14年3月にオランダ代表デビュー。ユーロ2020(欧州選手権)直前の全8試合に出場していたが、本大会では急遽3-5-2のシステムを採用したこともあり出場機会は訪れなかった。ファン・ハールが再就任した21年9月以降は、4-3-3へとシステムを戻したこともあり、レギュラーに復帰。5試合で3ゴール2アシストとアピールに成功している。