【写真:Getty Images】
欧州主要リーグも開幕から2か月が経過し、スタートダッシュに成功したクラブもあれば、出だしからつまずいたクラブもある。バルセロナはアトレティコ・マドリード、レアル・マドリードに敗れ、1試合未消化ながら9位に沈んでいる。クリスティアーノ・ロナウドをはじめとする大型補強を敢行したマンチェスター・ユナイテッドもリバプールに0-5で惨敗し、9試合で早くも3敗目。監督解任の噂やそれを望む声は絶えない。
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すでに今季も監督交代は行われている。ヴォルフスブルクは今季就任したマルク・ファン・ボメルをわずか13試合で解任された。スペインではヘタフェがミチェルを、レバンテがパコ・ロペスを10月に解任。イングランドではオーナーが交代したニューカッスルのスティーブ・ブルースやワトフォードを昇格に導いたシスコ・ムニョス、セリエAに昇格したサレルニターナのファブリツィオ・カストーニもクラブを去っている。
解任が行われる一方で、現在フリーの監督もいる。エルネスト・バルベルデは2020年1月にバルセロナの監督を解任されて以降、監督職には就いていない。今年1月にチェルシーの監督を解任されたフランク・ランパードも同様だ。セリエAでは夏の間に多くクラブが監督交代に踏み切っており、アンドレア・ピルロ、アントニオ・コンテ、ジェンナーロ・ガットゥーゾらがフリーとなっている。
今夏のユーロ(欧州選手権)終了後に代表チームを離れた指揮官もいる。ベスト16敗退に終わったオランダ代表を率いたフランク・デ・ブールや、ベスト8に導いたウクライナ代表のアンドリィ・シェフチェンコが大会後にチームを去った。
監督を交代すれば調子が上向くわけではなく、監督解任は後任人事とセットで考えなければならない。不調に苦しむクラブがどのような決断を下すのかに注目が集まる。
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